〜チーフー・クリスチャン・スクールのめざすもの〜



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 神様から託された子どもをどのように育てるかは、すべてのクリスチャン・ホ
ームに共通する大きな課題です。これまでは将来の土台を形成する小学校、中学
校の大切な時期を公教育に委ねてきました。

  しかし、今日、日本の教育事情は大きく変化しています。「ゆとり教育」が叫
ばれて久しくなりました。子どもたちに余裕があたえられることで教育環境が改
善されて、個性が重んじられ、創造性が養われ、ひいては情操面も豊かにされる
ことが期待されました。しかし、今度は学力の低下が問題になり、塾などに依存
する傾向が一層強まる結果となっています。

  しかも、偏差値重視の価値観は全然変わっていないのです。そこには、親にも
子どもにも余裕は見られず、むしろ焦りさえ感じているように思われます。一
体、「ゆとり教育」はどこに行ったのでしょうか。

  「教育の価値をどこに置くのか。」この根本的な問いに対して、親も学校も社
会も明確な理念を持てないところに混乱があり、荒廃があります。そのような環
境の中に、安心して子どもの教育を託すことはできないと思うのです。こうした
教育の現状を憂い、危機感を抱き、祈り求めた中で、示され導かれたのがこの チ
ャーチ・スクールです。チャーチ・スクールとは、教育の土台に聖書を据え、子
どもたちの成長に必要な各教科を学び、生活を共にする学び舎です。すべての 子
どもには、それぞれ独自の賜物が神より与えられています。日々、生徒たちが聖
書のことばに養われ、個性を伸ばし、世界に目を向けつつ、将来に向かって備 え
をする、そのような理念を掲げているのがこの学校です。

  2003年4月、地元の諸教会だけでなく、全国にある教会やクリスチャンの
お祈りとご支援の中で、チーフー・インターナショナル・クリスチャン・スクー
ル (Chefoo International Christian Sch
ool,CICS)が誕生しました。(現在はチーフー・クリスチャン・スクー
ルと改名されています。)子どもたちが神に愛されている事を知り、自 分らしさ
を取り戻し、喜んで学ぶ姿ほど感動を覚えることはありません。施設等の面で足
りないところはまだありますが、主ご自身に期待してこの学校に大切な 子どもを
託してくださるご家庭が更に起こされることを祈っております。

    この学校に携わる教師たちも皆、神の知恵と導きとを祈り求めつつ、一歩一
歩、子どもたちと共に歩み、進んでいきたいと願っています。